オンラインギャラリー / Online Gallery

はじめてのゴール

小島 美緒さん(女性)

息子が生まれたのは、サッカーW杯で日本が決勝トーナメントに進み、日本中が沸いた朝でした。
マッチ棒みたいな指に触れると保育器の中から、そっと、小さく握り返してくれました。
あれから2年。夏休みを過ごす祖父母の家で、「ごぉ〜る!」と言いながら芝生を駆けまわる息子がいます。
この子が生まれた日は、ゴールではなくスタートでしたが、あのか細かった手でしっかりとボールを握り、蹴り出す姿に、日々励まされています。

(写真撮影時の年齢:2歳)

【生まれた時のエピソード】

お腹が大きくなる時期、忙しいながらも仕事が楽しく、週末も働いていた7ヶ月目のある日。突然の腰痛と出血で病院に向かうと、「即入院」と言われました。切迫早産でした。絶対安静と点滴で1ヶ月もちこたえたものの32週目の朝、急な陣痛が始まり、「この病院では36週未満の出産は無理」と、救急車で緊急搬送。病院に着いて5分で生まれたのが、両手のひらに収まるくらい小さな息子でした。自分で息もできず、産声もあげられない小さなからだに、何度も泣きながら「ごめんね」と言っていました。それでも、必死に生きようとする息子をみていると、「ごめんね」ではなく、「生まれてきてくれて、ありがとう」なんだと感じるようになりました。
2ヶ月NICUで過ごして退院。息子はもうすぐ2歳半になります。平日は保育園で、週末は公園で元気に駆け回る姿に、「子育ては、親が子どもを育てるだけじゃなくて、子どもに支えられながら、一緒に成長していくことなんだな」と感じています。

お名前:
りゅうちゃん
誕生日:
2010年6月
生まれた時の体重:
1,861 g
生まれた時の身長:
42.49 cm
生まれた時の妊娠週数:
妊娠32週
出産時のお母さんの年齢:
26歳

※本ギャラリーでは、皆様よりご応募いただいたエピソードの文面をそのまま掲載しております。